【備忘録】格安プリントモデルをつくる➊モデルデータ制作
- 和也 三浦
- 2024年9月26日
- 読了時間: 2分
3Dスキャナーでメッシュデータ化された歯列を‘’印刷出来るデータ’’に変換するときの注意点まとめ

exocadで製作したモデルデータ
データを制作とするときにとりあえず守ること
1、’’閉じた’’データであること
3Dスキャナーでデータ化したメッシュデータではそのままプリントすることはできない。表のデータしかなく
2、壁の厚みが3mm以上にする
プラットフォームからはずすときに割れない強度を確保する。使うレジンによって変わるが3mmあれば私が使ってきたレジンでは割れなかった
3、高さを10mm以上にする
薄いとプリント時間は短縮されるが割れたり変形する可能性が大きくなるので10mmの高さで速度と成功率のバランスをとっている。全顎の場合は使用するレジンとマシンによって変形することがあるので25mmまで高くすることをおすすめします。
4,1つのデータに1つのオブジェクト
スキャンデータに遊離したポリゴンがあると2つ以上のオブジェクトが生成され失敗やレジン内にゴミが発生する原因になるのでデータは綺麗に
5,接地面を考える
プリントする時に直付けする接地面を考え、それのスライスに対するデータの連続性を維持する
6、出来るだけ歯列の範囲を絞る
自分が必要としている部分以外は削除してコストダウンを図る
使うソフトや使用目的に関わらず以上のことを守ってデータを制作すればデータ側が原因のプリントミスは減るでしょう。私も複数のモデルデータ制作ソフトを使っていますが問題が起きたことはありません。