【備忘録】exocadのオリジナルの歯牙ライブラリーを作る
- 和也 三浦
- 2024年10月21日
- 読了時間: 2分
デザインしているときに同じ修正をライブラリーに行うのが面倒くさい!と思ったなら

まわりの自分も含めたデザインをしている人はせっかく10種以上ある歯牙ライブラリーから自分が修正しやすい1種のライブラリーしか使っていなかったし修正後は元の面影もなかった。修正後の歯牙形態を登録すれば早いと気付き作り始めた。
歯牙データを作る
ライブラリーに登録する歯牙のSTLデータがまず必要である。手っ取り早いのはスキャンすることで、スキャンデータはそのままでライブラリ化するデータの条件が達成されてるからです。石膏彫刻するか、デザインしたデータをリバースエンジニアリングしましょう。


ライブラリーに使う歯牙データは歯頚線の少し下(既存のライブラリー参考)まで残しましょう。歯冠しかないとポンティックにしたとき扱いずらいです。
これを上下1~8まで16本作ります。近遠心の向きを合わせる必要があるので上は右側で下は左側です。
ToothModelEditorでexocad用のデータに変換
ToothModelEditorというソフトウェアをexocadを購入したところにもらってくださいもらえなかったら連絡くれれば送ります。
ソフトはexocadのドングルが刺さってないと起動しないのでご注意を。
起動したら歯牙のSTLデータを読み込んだら歯冠の向きと部位を設定します。

全ての歯牙がeoffデータ(ライブラリーとして読み込めるデータ)になったら指定のフォルダに指定の名称で保存します。製作したライブラリーの名称は6文字以上の英数字でないと表示されないのでご注意を。

ポンティックは製作したteethのデータをそのままに基底面作ってポンティック用のデータにしてくれる機能があるのでそれを使いましょう。
自分のライブラリーは常に更新していこう!
経験を積んでいけばそれに見合った形態が必要になってきます。自費と保険ということではなく、なんなら自費と同じ労力で保険のクラウンの形態も製作できます。
歯牙の機能への理解が深まれば理想の形態が見えてくるでしょう。そのうえでexocadの機能を理解することで扱いやすいライブラリーになっていくでしょう。